無趣味なので趣味がほしい

ピアノ弾きながら数学やってイラスト描きつつ古典文学読んでます。

古典文学読書 16日目

坂口安吾『不連続殺人事件』

30分。

 

人物相関図が絶対にこんがらがるので最初から読み直してメモることにしました。

もう出てこなさそうな人は後に削ります。

 

・内儀(ないぎ)
1.他人の妻の尊敬語、
2.(江戸時代末に)町人の妻、おかみ
3.秘密の事がら「これは--に属することです」 類語)内証

・好色漢(こうしょくかん)
/好色
異性との(みだらな)情事を好むこと、いろごのみ

・だしぬけに
(物事が)突然起きるようす、思いがけないようす、不意 類語)いきなり、唐突

・酒造家(しゅぞうか)
/酒造
酒をつくること

・鼻持ちならない
1.臭くてがまんできない
2.(やり方などが)見たり聞いたりするのにたえられないほど不快な感じを与える

・一顧(いっこ)
ちょっとふり返ってみること、ちょっと心にとめること「--だにしない」「--にも及ばない」

衣通姫(そとおりひめ)
記紀」の伝説上の女性、容姿が美しく、艶色が衣を通して光り輝いたという、衣通王(そとおりのみこ)とも、後世、和歌三神の一として和歌山市玉津島神社にまつられる

・定跡(じょうせき)
将棋で、ある局面において、攻守ともに最もよいとされている、きまった形のさし方
・定石(じょうせき)
1.囲碁で、――
2.ある物事をするときの、きまった仕方

・平気の平左(へいきのへいざ)
「平気の平左衛門」の略、全く平気であることを人名のように言ったことば

・顔色を失う
恐れ驚きなどの強い衝撃を受けて顔色が変わること、また、青ざめること

・充ち足らざる(みちたらざる)

・御仁(ごじん)
他人をさす尊敬語、お人、お方
(古風な言い方、現在では多少ふざけた言い方、皮肉めいた言い方にも使う)

・手カケ
めかけ

・いっかな
「如何な(いかな)」の促音便、下に打ち消しの語を伴う
どうしても、一向に「--聞き入れない」

・余憤(よふん)
発散しきれずに残っているいきどおり

 

人物相関図

 

 文士

歌川一馬
 上京のたびにツボ平に泊まる
 文士、主知派の異彩、中堅詩人
 胡蝶を狙っている?
 四十歳

坪田平吉
 ツボ平(小料理屋)の主人
 以前は歌川家の料理人

テルヨ
 平吉の内儀で女中

歌川多門
 一馬の父親、好色漢
 テルヨにも手を付けていた
 代わりにテルヨが平吉と結婚した折に小料理屋の資金を与える
 酒造家

望月王仁
 粗暴、傲慢無礼、鼻持ちならない
 珠緒と関係があった
 天下の流行作家

丹後弓彦
 丁重で取り澄ましているけれど、傲慢

内海明
 気持ちはすっきりしているけどセム

珠緒
 一馬の妹
 相手はわからないがこの夏堕胎している

三宅木兵衛(木ベエ)
 秋子と一緒にいる

人見小六
 劇作家、明石胡蝶の夫、煮えきらなくて小心臆病

宇津木秋子
 女流作家、三宅木兵衛と一緒にいるが、元は一馬の奥さん
 多情な女、疎開中は王仁とも交渉が深かった
 王仁を諦めるが、内心は王仁に参っている

明石胡蝶
 人見小六の奥さん、女優、理知派の弱々しい男が好き
 一馬のことが好き

あやか
 一馬の今の奥さん
 女学生のころは詩を作っていた
 お金に惚れて一馬と結婚

土居光一
 画家、あやかと同棲していた

京子
 私の女房、歌川多門の妾だった

梶子夫人
 多門の妻、亡くなっている