坂口安吾『不連続殺人事件』
10分。
これは登場人物をメモしながら読まないといけない類のものかもしれない。
当たり前だけど、作者やジャンルが違えば文体も雰囲気もまったく異なる。それが面白いと思う。
・叮重(ていちょう) → 丁重
(人に対する言動などが)礼儀正しくていねいなこと
・取り澄ます
わざとらしくすます
・セムシ
骨の発育障害の一つで、背骨が曲がって体が前かがみになる状態、また、そうなった人
・醜怪(しゅうかい)
みにくく不気味なようす
・多情(たじょう)
1.感情が豊かで、物事に感じやすいこと 類語:多感
2.(異性に対して)移り気なこと、気が多いこと、浮気
・情痴沙汰(じょうちざた)
/情痴
理性を失うほど色情にまようこと、痴情
・肉感(にくかん)
1.肉体上の感覚
2.性的な感覚、また、性欲を刺激する感じ
・理知聡明(りちそうめい)
/理知
感情に支配されず、論理的に物事の道理を判断する能力
/聡明
頭がよく、物事の判断が早いこと、かしこいこと
・唯々諾々(いいだくだく)
自分の意見を主張せず、ただ人の意見に従うようす
・変転(へんてん)
ある状態から他の状態に移り変わること
・食い下がる
(強いものに)ねばり強くたちむかう
・天来(てんらい)
天からこの世に来たこと、また、人間の力とは思えないくらいすばらしいこと
・下々(しもじも)
支配者階級ではない、一般の人民